カルメンが一時解散を告げ、それぞれが帰っていきました。
ワタシも陣痛より眠気が勝つほど眠い。。。
それでも、ぐぐぅ、と来る陣痛で、ねぼすけのワタシでもさすがに何度も目が覚めました。
ワタシは、
熊本出身です。
熊本はよく地震があります。
朝から母に「夜中の地震、すごかったね~。だいどこ(台所)のかご落ちたとよ~。」と言われても
「地震あったと?」と言うので
よく母に「あんた大地震があったら逃げ遅れるどね~。」と言われていました。
そのくらい
ねぼすけです♥
隣で眠るまみんこはワタシの陣痛が来ると、すかさず腰を押してくれます。
きっとまみんこは地震がきても大丈夫♥
かなり強い痛みがきて時計を見たのがam5:30頃。
ワタシの中で「でも、集合10:00だし、もうちょっと我慢しよう。」と思ったのを覚えています。
間隔がどんどん短くなっていき、痛みがどんどん強くなってきたのをまみんこが察知。
リビングで寝ていたポコをベッドルームへ呼んでくれました。
陣痛の波が来るとまみんことポコがつぼを押す、というのを繰り返してくれました。
もう、ここからは何がなんだかわかりません。
本格的な陣痛に変わったのがam6:30だったそうです。
ポコがミッドワイフへ連絡を入れたりドゥーラに連絡を入れたりしたそうですが
もちろん、そんなの知りません。
陣痛の合間でワタシトイレに行きたくなりました。
ちょうどその時、ミッドワイフから電話。
ポコ
「Rちゃん、カルメン(ミッドワイフ)が風呂入れって。。。」
無理!!!
二人に支えてもらいながら、トイレへ。
用を足すため二人に出てもらったまでは良かったが、
座った途端、陣痛がきたため、
つい、いきんでしまいました。
これが間違い!
ブチンと弾ける音がし、破水。
「恐竜の玉子」ってアイス知ってる?
あの風船がブチンと割れて、アイスがボロンとでる感じ。
もう痛みというか赤ちゃんの頭がドンと下がったのを感じ半泣き。
大声でポコを呼びしがみつく。
再度、二人に支えられベッドへ。
ポコ、カルメンへ電話。
しかしポコも焦って
英語が出てこない~!!
まみんこが電話を変わって冷静に対応。
カルメンが置いていった荷物をごそごそし、指示に従いコンセントつないだり
なんだりやっている。
まみんこはカルメンとずっと電話をつないだまま、陣痛の秒数・間隔を自分のiphoneで
記録を取りながら、状況をカルメンに伝え、指示を受け今度は私たちに伝え、
さらにワタシのつぼ押しまでやっている!
カルメンからの指示は
「絶対いきんじゃだめ。呼吸を整えて。」
「足を絶対開かないで。」
ポコはワタシの手をにぎり、呼吸を整えさせながら痛みに合わせて手のつぼ押し。
ワタシは、いきみたいのを我慢するのが辛く、何度もいきみそうになりながらも
アンドレア(ドゥーラ)から事前に教えてもらっていた呼吸法で逃す。
「もう出る!もう無理!」って思いながら、その間、おまたをずーっと押さえていました。
押さえている手に赤ちゃんの頭を感じます。
途中、ピロシが日課の散歩に出たので「Jettくんが起きたらどうしたらいいの!」と焦りました。
が、たぶん、あれは散歩ではなくトイレを使わないほうがいいだろうと気をきかせてくれたピロシが
アパートの一階にあるトイレに行ったのだろうと思われます。
カルメンが到着。
すばやく手袋をはめ、ワタシの足をパッと開いたときには
やっぱり頭が見えてたそうな。
カルメン「もういきんでいいわよ!はい、プーーーッシュ!」
ワタシの心の中は、やっといきめることで開放感でいっぱい。
7月6日am8:50、
2回目のプッシュでするっと出てきて元気な声をあげてくれたLARAちゃん(当時ビビちゃん)
開放感と達成感と家族(まみんこ含む)とミッドワイフ達との一体感、
なんともいえない幸せな気持ち。
クールなピロシも産声がリビングで聞こえたとき感動した、らしい。(ポコ談)
産まれてすぐ、まみんこはカメラマンに変身。
まみんこが撮った出産直後のワタシの写真。
自分で言うのもなんだけど、今までにない幸せな表情のワタシ。
日本にいるときは写真を撮られる仕事をしていたけども、
こんないい写真はないね。
今回の出産は、まみんこがいなかったらどうなっていたかわかりません。
もちろん、ポコはすごーーーーく頑張ったけど、まみんこがいたからこそ
パニックもなくワタシを支え続けることに専念できたんだと思います。
病院で産むか、自宅で産むか悩み、自宅と決めたあとでも「やっぱり病院にする」と言ったりもしました。
でも病院を選択していたら絶対車の中で産まれていたでしょう。
あんなに痛いのに病院へ移動するのは不可能なように感じました。
もし3人目の機会があるならば、また自宅出産をワタシは選びます。
追記:アンドレアと学生リンは残念ながら出産に間に合いませんでした。
初公開。LARA誕生7分後。
その後、
まみんこは妊娠・出産に関わる機会が何故か増えたため、
これからは不妊を含めた女性特有のことがらを中心に診療をしていくそうです。
長い長い出生記録、全て読んでくださった方、長すぎて一部しか読まなかった方、
いずれの方も、ワタシの自己満足にお付き合い頂きありがとうございました。
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